ももクロの現在地「グループアイドルの聖子ちゃん」へ…他に鞍替えすることがない不動のアイドル
ももいろクローバーZ(以下ももクロ)の佐々木彩夏(28)が13日に都内で開催された「渋谷音飯プロジェクト」発表会に登壇した。
同イベントはスマホを置いて、音声コンテンツを聴きながら食を楽しむ「音飯」というプロジェクトで、自身の“スマホ見ながら飯”事情について「週に12回くらい。お昼ごはんは確実にスマホを見てるので週に7回は絶対見ていて」と明かした。担当カラーのピンクのヘッドホンで、音飯体験し「視覚がごはんのほうに行くので、色合いがきれいだなとか、次は何を食べようかなとか集中できるし、楽しく食べられました」とコメントした。
佐々木といえばキャッチフレーズ「ももクロのアイドル」というラブリーキャラで、ノースキャンダルの優等生。そもそもももクロは、メンバーが中学生のときに路上ライブからスタートし、NHK紅白出場を果たし、自ら「ももいろ歌合戦」を開催。アイドル戦国時代に、ハロプロやAKBの栄枯盛衰を横目にキャリアを重ね、女性グループアイドルのお手本的存在になった。ここまで独自の地位を築いたのはなぜなのか。元テレビ朝日プロデューサーの鎮目博道氏がこう言う。
「ももクロはファン層が若者だけでなく、おじさん、おばさんまで幅広く、一般的なアイドルファンとターゲットが異なり、さらに嫌いという人がいない。CDセールスや知名度だけじゃない、総合的な意味での国民的アイドルだと思います。ファンのことを『モノノフ』と呼び、日本でファンに命名するカルチャーを定着させたのも、担当カラーを徹底したのも彼女たちで、ファンの応援する気持ち、ファミリー感というか一体感が非情に強い。疑似恋愛的な感情で推しているファンは別にスライドすることもありますが、ももクロの場合は彼女たちの成長、人生を応援しているから、他に鞍替えすることがない。年齢を重ねても、伴走していくファンを育てたところがオンリーワンな理由。このように成長を見届けるタイプのアイドルは松田聖子さんくらいで、ももクロは女性のグループアイドルで聖子さんに続くのではないでしょうか」