「ホットスポット」は満足度1位…バカリズム「NHK朝ドラ脚本」への期待が爆上がり
「脚本の特徴で言うと、まずホテルのフロント、喫茶店、車中など、ワンシチュエーションの会話がシンプルに楽しいですよね。そこに中年の宇宙人が加わる、といった独特の関係性が生まれることで、さらに面白さに拍車をかけていると思います。あとは、宇宙人が使える能力の範囲、使うと副作用が出てしまう設定まで細かく考えられている。バカリズムさんは最終話のラストを考えずに脚本を書き始めたそうですが、それができるのもそうしたディテールが明確だからこそだと思います」(前出の鈴木氏)
すっかり“脚本家先生”となってきたバカリズムだが、周囲の期待はますます上昇中だ。「週刊女性PRIME」が30〜60代の男女500人に調査した「(NHK)朝ドラを書いて欲しい脚本家ランキング」(3月17日配信)では、1位の三谷幸喜に続いて2位。ちなみにそれ以下は3位・宮藤官九郎、4位・野木亜紀子、5位・倉本聰と続く。
「『素敵な選TAXI』はフジ系ですが、それ以降の4作品はどれも日テレ系(『架空OL日記』は読売テレビ)です。日テレは、23年の『セクシー田中さん』の一件以来、漫画原作のドラマが依然として作りにくい状況にありますから、バカリズムさんをますます囲い込みたいでしょうね。もちろん、NHKのドラマ関係者もバカリズム脚本の魅力には気がついているでしょうから、すでにオファーは行っているかも知れません」(ドラマ関係者)