テレビ局を批判してキャスターを降ろされた中村敦夫
さらに中村はこう続けた。
「ぼくらみたいなタレントは電波芸者だからどこのお座敷でも踊るが、今度の移行は花柳流にゴーゴーを踊れと言っているようなもの」
極めつきは次の言葉だった。
「大人の情報番組を子供の時間帯でやるなんてTBSのトップがアホなのか中間がアホなのか」
中村は問題提起をしたつもりだったが、会見からわずか5日後に降ろされてしまった。毎日放送側は「あくまでも我々の判断で、TBSは関係ない」と説明した。
「全国ネットの番組でいくら制作を担当しているからといって、一ローカル局がメーンキャスターを勝手に代えることはありえない。中村氏の降板は明らかにTBSの意向によるもの」(テレビ局関係者)
降板が決まってからも中村のTBS批判は止まらなかった。週刊誌のインタビューに次のように答えている。
「いきなり老人(TBS)に後ろから頭をひっぱたかれたようなもの。怒ろうったって怒れない。ニコニコ笑っている当のご老人を叱れないですよ」