ピエール瀧には以前から奇行情報…マトリはなぜ“今”動いた
ところが、マトリより早く“内偵”を進めていた人物がいる。ベテラン芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏がこう言う。
「1年半ほど前のことでしょうか、私は瀧容疑者に近い人物から彼が急に大ハシャギして周りを驚かせてみたり、収録中に突然、胸を押さえて呼吸困難になったりしたことがあったといった“奇行”について聞きました。そこで、瀧容疑者が経営している飲食店まで彼の様子をうかがいに行きましたが、笑顔で接客している姿は見かけませんでした」
では、なぜマトリはこのタイミングで今回の“勝負”に出て、見事成功したのだろうか。
「15日と16日に電気グルーヴの全国ツアー『電気グルーヴ30周年“ウルトラのツアー”』の東京公演を控えていたのがミソだと思います。瀧容疑者は逮捕前日に大阪公演を終えて、妻と中学生の長女が待つ東京に帰ってきたばかりでしたが、ツアー期間中はハイテンションを保ち続けなければなりません。だから“ミュージシャンを薬物で挙げるならツアー期間中”というのが薬物捜査の鉄則とも聞きます。マトリは捜査の経験と実績からセオリー通りに動いたということでしょう」(芋澤貞雄氏)