問題山積みでも…吉本騒動は“臭いものにフタ”作戦で落着か
闇営業問題を巡る一連の“吉本騒動”。28日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系)で松本人志(55)は、岡本昭彦吉本興業社長の5時間半に及ぶ会見に触れ、「いい感じのトスをあげたつもりだったんだけど……マジかよ。ゼロ点でしたね」と肩を落とした。
松本は「会社が全部膿を出さないならば、僕が芸人をすべて連れて(会社を)出ます」とし、「とにかく芸人が誰ひとり辞めることもなく、楽しく吉本が普通の会社に戻れるように、それだけを願ってて」「(退社発言した)加藤(浩次)の方から電話もしてくるしVS構造ではない」「自分には保身は一切ないので、今それで動いてるんですね」と語った。
その後「でも、今なんかね、少しまとまりかけてるんですよ」としたが、「宮迫博之の契約解除の行方」「謹慎中の芸人の今後の処遇」「大崎会長、岡本社長のパワハラなどに対する経営責任」「芸人のギャラの配分・契約書の問題」など、解決していない問題は山積みだ。
「松本の発言には含みがある」というワイドショー芸能デスクはこう話す。
「現体制を維持したまま、火消しできるところから強引に幕引きをはかり、沈静化を急ぐというやり方でしょう。23日夜に大崎会長と会談した加藤浩次は、会談後、出演する『スッキリ』で騒動を謝罪した後、ラジオ番組で『どういうふうに和解という形になるのか分かりませんけど、時間をかけて話をしようと思います』と語り、一気にトーンダウン。『取締役が変わらなかったら会社を辞める』と見えを切った“加藤の乱”はトップ芸人である松本の介入もあり完全に制圧されました。