問題山積みでも…吉本騒動は“臭いものにフタ”作戦で落着か
根本的な解決になっているのか?
また公取委が『タレントとの契約書がないことは問題』と指摘すると、即座に『経営アドバイザリー委員会』を設置し、今後は契約書を作成する方針であることを発表。実現性や今後の見通しはどうであれ、目の前の騒動を、ひとつひとつツブしていくという“臭いものにフタ”の発想です」
さらに26日発売の「フライデー」が、宮迫の“ギャラ飲み”相手の獄中インタビューを掲載し、宮迫の主張との食い違いがあるとみるや「契約解消の撤回の撤回」をする可能性も示唆した。芸能文化評論家の肥留間正明氏はこう話す。
「拙速と言われようが、今の吉本はどんどん改革を打ち出していかざるを得ない状態なんでしょう。背景にはやはり教育コンテンツを発信するプラットフォーム設立事業があり、官民ファンド『クールジャパン機構』から最大100億円の出資が予定されていることが関係している。しかし社内のガバナンスが崩壊している中、また歴史的に何度となく闇社会との関係が指摘される中、付け焼き刃の改革を乱発することが根本的な解決になっているかは疑問です」
臭いモノにフタはできても、汚物は汚物のままである。