問題山積みでも…吉本騒動は“臭いものにフタ”作戦で落着か

公開日: 更新日:

根本的な解決になっているのか?

 また公取委が『タレントとの契約書がないことは問題』と指摘すると、即座に『経営アドバイザリー委員会』を設置し、今後は契約書を作成する方針であることを発表。実現性や今後の見通しはどうであれ、目の前の騒動を、ひとつひとつツブしていくという“臭いものにフタ”の発想です」

 さらに26日発売の「フライデー」が、宮迫の“ギャラ飲み”相手の獄中インタビューを掲載し、宮迫の主張との食い違いがあるとみるや「契約解消の撤回の撤回」をする可能性も示唆した。芸能文化評論家の肥留間正明氏はこう話す。

「拙速と言われようが、今の吉本はどんどん改革を打ち出していかざるを得ない状態なんでしょう。背景にはやはり教育コンテンツを発信するプラットフォーム設立事業があり、官民ファンド『クールジャパン機構』から最大100億円の出資が予定されていることが関係している。しかし社内のガバナンスが崩壊している中、また歴史的に何度となく闇社会との関係が指摘される中、付け焼き刃の改革を乱発することが根本的な解決になっているかは疑問です」

 臭いモノにフタはできても、汚物は汚物のままである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    フジテレビ「第三者委員会報告」に中居正広氏は戦々恐々か…相手女性との“同意の有無”は?

  3. 3

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  4. 4

    兵庫県・斎藤元彦知事を追い詰めるTBS「報道特集」本気ジャーナリズムの真骨頂

  5. 5

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  1. 6

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 7

    冬ドラマを彩った女優たち…広瀬すず「別格の美しさ」、吉岡里帆「ほほ笑みの女優」、小芝風花「ジャポニズム女優」

  3. 8

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 9

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  5. 10

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」