AV男優・沢木和也さん死去 日刊ゲンダイに語っていた「がん闘病」とオプジーボ

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 そこはピロリ菌の検査でときどきお世話になっているクリニックなんだけど、5~6年ほどサボっていたので、「久しぶりに胃カメラでもやりますか?」という話になった。すると、食道に素人目でもわかるほど絵に描いたような影があって、大きな病院を紹介されて精密検査になった。そうしたら、食道のほかに喉にもがんが見つかり、双方が原発のがんだって。すでに薄くつながるように喉から食道全体ががんだった。それが今年3月24日のこと。

 40歳で子供ができたときに人間ドックで全身を調べたし、ときどき胃カメラ検査もしていたから、自分は健康だと思っていた。それにどちらかといえばうちは脳出血の家系だったから、がんは本当に意外だった。

 原発が2つとわかって、国立がん研究センター中央病院に移ったら、そこで骨盤への転移も見つかった。でも、まずは原発である喉と食道への抗がん剤と放射線治療が優先されて、5日間入院して、1回96時間(4日間)の抗がん剤投与をして、その後は自宅で3週間休むというクールを2回やった。

 ほぼ同時進行で放射線治療も行い、約50日、土日以外は毎日がん研に通った。自宅からだと片道約30キロ。車の運転は嫌いじゃないから楽しかったけど、たった5分の放射線のためによく通ったよ(笑い)。

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