「アダルトサイトで見た人や! 」迷惑系ユーチューバー炎上の根底にある女性蔑視
大阪・難波を拠点に活動しているユーチューバーグループ「おこさまらんち」が、8月2日に公開した動画が炎上し、ツイッターでもトレンド入りするなどの騒ぎとなった。
動画の内容は、大阪市内で道を歩いている女性に大声で「〇〇(実在するアダルトサイトの名前)で見た人や!」「〇〇に出てましたよね? 握手してもらっていいですか」など大声で言い、対象となった女性たちのリアクションを見るという、いわゆる「迷惑系」に部類される内容である。
女性たちの前に寝転がって道をふさぐだけでなく、女性たちの顔にモザイク処理をしないまま公開したことにより多くの批判を集め、7日にメンバー3人が並んだ謝罪動画を公開。「その企画がいけないことだとわからず、僕たちの軽率な考えで実行してしまいました」と話し、動画に映った女性の関係者からSNSを通じて、動画の削除を求められたことを理由に該当動画を非公開にしたことを明らかにした。
しかし、動画公開当初に批判の声が上がった際にはメンバーの一人が「僕は今回の件でレディーファーストとか女性専用車両などが嫌いになりました。男女平等というならこう言うのを無くせ」という内容をインスタグラムのストーリーにアップ。倫理観や想像力が欠如しているだけではなく、根深い「女性蔑視」や「セックスワーカーに対する侮蔑意識」が若い世代にも受け継がれてしまっているのではないか?と感じさせる一件でもあった。