ジャニー喜多川氏「性的虐待」問題再燃…大手メディアの沈黙と“スぺオキ”退所との関係
2019年7月に逝去した、大手芸能事務所「ジャニーズ事務所」創業者の故・ジャニー喜多川氏(享年87)。BBC(英国放送協会)は3月7日(日本時間8日早朝)、ジャニー氏による男性アイドルたちへの性的虐待問題についてのドキュメンタリー番組(「Predator: The Secret Scandal of J-Pop」)を放送した。
元アイドルたちによる生々しい証言などがSNSで大きな反響を呼んでいるが、日本の大半のメディアはいまだに沈黙を守り続けている。
「ジャニーさんの才能を見抜く力や類まれなプロデュース力を“光”とすると、“闇”である少年たちへの性的虐待問題については、日本でも以前から事務所を退所した元タレントたちが告白本を出版したり、一部メディアに声をあげてきました。しかし、テレビドラマやバラエティ番組に不可欠な人気アイドルを数多く抱え、芸能界で絶大な力を持つ事務所だけに、大手メディアは忖度してこの問題に触れることなく、葬られてきました」(芸能ライター)
誰もがネットで発信できる今、このドキュメンタリー番組に関する情報は瞬く間に世界中に拡散され、人権侵害に等しい行為を見て見ぬふりしてきた日本のメディアの異常さが改めて浮き彫りとなった。