【健康特集】注目の乳酸菌「フェカリス菌」でインフルエンザ対策
さらに製薬会社の最近の研究では、「加熱殺菌した方が、効果が生菌の約3倍に高まる」という結果が明らかになった。
毎日決まった時間に取り入れるなど続けるための工夫をすることが大切
腸内免疫に詳しい「井の頭通りこう門科胃腸科」の大堀晃裕院長(医学博士)も、このフェカリス菌に注目していると言う。
「インフルエンザ対策としては、うがい・手洗い・マスクなどの予防が重要ですが、それに加えて、免疫力を高めることも大切。私自身も7年ほど前からフェカリス菌を摂取し続けています。風邪やインフルエンザにかかりにくくなったという実感がありますね。家族も一緒に摂取するようになったのですが、やはり、ウイルス性の病気に対する抵抗力が上がったみたいですよ」
大堀院長は、クリニックの患者さんにもフェカリス菌を紹介していて、とくに手術後などで免疫力の維持・向上が必要な場合には、積極的にフェカリス菌に関する情報を提供しているという。
「とくに、インフルエンザが流行する冬は、気温が低いために体が冷えやすく、腸内の免疫細胞の働きも鈍くなりがち。腸内免疫細胞を活性化し、免疫系のバランスを整えてくれるフェカリス菌をこの時期に摂取することは、とても意味のあることだと思います」