【健康特集】注目の乳酸菌「フェカリス菌」でインフルエンザ対策
ただし、乳酸菌は時間が経つと体内から出ていってしまうので、フェカリス菌の摂取は毎日続けることが重要なポイントになるのだそうだ。
「摂取するタイミングは新陳代謝が活発になる夜に飲むことをおすすめします。さらに言えば、吸収をよくするために満腹時は避けて、寝る前などに摂取するといいですね。また、毎日決まった時間に取り入れるなど、毎日続けるための工夫をすることが大切です」
フェカリス菌がインフルエンザ対策になることを実証
フェカリス菌がインフルエンザ対策になることを裏付ける科学的なデータもある。例えば、製薬会社と北海道大学・人獣共通感染症リサーチセンターの共同研究で、フェカリス菌(FK─23)のインフルエンザウイルス感染に対する働きを実験で調べた結果もその1つ。
マウスを使ったこの研究実験で、フェカリス菌の可溶性成分を与えたグループと与えていないグループでは、インフルエンザに感染して2週間後の生存率に、明らかに大きな差が生じたのである。フェカリス菌を与えなかったグループの生存率が約40%だったのに対して、感染前と感染後の両方にフェカリス菌を投与したグループの生存率は100%。感染前だけ与えたグループでも約80%の生存率を示したのだ。