科学ジャーナリストが警鐘 添加物だらけ「菓子の危険度」

公開日: 更新日:

 食品添加物を気にする人が増えている。とりわけ20代、30代で小さな子供がいる夫婦たちは敏感だ。こうした中、科学ジャーナリストの渡辺雄二氏が気になる新刊を上梓した。「お菓子の危険度調べました」(三才ブックス)がそれ。

 スナック菓子からアイスまで146商品の食品添加物を徹底チェック。健康のために「食べてもいい商品」と「いけない商品」に分別した力作だ。社名、商品名入りの分析なので説得力はある。

 しかも、2つに大別した上で前者をさらに添加物の使用種類などによって「優」「良」「可」に分類表示。後者には「不可」表示をつけて“食べてはいけない”と力説。添加物が気が気じゃない人にとってはうってつけの本だろう。

 チェック商品は「ロングセラーのお菓子」「子どもに好まれるお菓子」など5ジャンルに及ぶ。その中で、「健康志向のお菓子」ジャンルにはサラリーマンが口にする機会が多いシュガーレスガムやのど飴、健康系のスナックが並ぶ。渡辺氏はこれらを前述の4つの表示で分類している。

「まず、添加物を使用していない、あるいは安全性が高い添加物が3種類以内のものを『良』としました。さらに、健康にプラスになる要素が加えてあるものが『優』です」(渡辺雄二氏)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…