科学ジャーナリストが警鐘 添加物だらけ「菓子の危険度」
食品添加物を気にする人が増えている。とりわけ20代、30代で小さな子供がいる夫婦たちは敏感だ。こうした中、科学ジャーナリストの渡辺雄二氏が気になる新刊を上梓した。「お菓子の危険度調べました」(三才ブックス)がそれ。
スナック菓子からアイスまで146商品の食品添加物を徹底チェック。健康のために「食べてもいい商品」と「いけない商品」に分別した力作だ。社名、商品名入りの分析なので説得力はある。
しかも、2つに大別した上で前者をさらに添加物の使用種類などによって「優」「良」「可」に分類表示。後者には「不可」表示をつけて“食べてはいけない”と力説。添加物が気が気じゃない人にとってはうってつけの本だろう。
チェック商品は「ロングセラーのお菓子」「子どもに好まれるお菓子」など5ジャンルに及ぶ。その中で、「健康志向のお菓子」ジャンルにはサラリーマンが口にする機会が多いシュガーレスガムやのど飴、健康系のスナックが並ぶ。渡辺氏はこれらを前述の4つの表示で分類している。
「まず、添加物を使用していない、あるいは安全性が高い添加物が3種類以内のものを『良』としました。さらに、健康にプラスになる要素が加えてあるものが『優』です」(渡辺雄二氏)