市販の「歯磨き剤」には危ない化学合成物質がテンコ盛り

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「市販の歯磨き剤には、ほぼすべて『合成界面活性剤』という化学合成物質が主成分として配合されています。泡を立てて歯の表面を洗浄するためのもので、一般的には『ラウリル硫酸Na』が使われている。合成界面活性剤はどれも刺激性があるので、歯を磨いていると舌や口内の粘膜に強い刺激を感じます。〈歯磨き剤をのみ込まないようにしなければ〉とか〈歯磨き剤が汚れを落としてくれるから、そこまでブラッシングしなくてもいいだろう〉といった心理も働きます。そのため、どうしてもブラッシングの時間が短くなってしまうのです。ほとんどの人は3分程度、長くても10分ぐらいで済ませている。これでは、歯垢はしっかり除去できません」

 朝昼晩と歯を磨いているはずなのに、日本人の5人に4人が歯周病だといわれているのは、刺激が強い化学合成物質が大きな要因になっているのだ。

がんやアレルギーを起こす可能性がある成分も

 歯磨き剤の“弊害”はこれだけではない。

 広く使われている合成界面活性剤の「ラウリル硫酸Na」は、かつて旧厚生省が皮膚障害、アレルギー、がんなどを起こす可能性があるとしてリストアップしていた表示指定成分だった。それだけ、要注意とされていた物質だ。

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