梅雨の晴れ間は「盲腸」に要注意 夏場に発症なぜ増える?

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 池田医師らの論文では触れられていないが、他のいくつかの論文では気温が高いだけでなく、気圧の低い方が盲腸の発症が多いと指摘している。前出の林院長が言う。

「ヒトの免疫細胞には体内に侵入した細菌や細菌の死骸を食べて掃除する顆粒球と、ウイルスや細菌に感染した細胞を攻撃するリンパ球があります。低気圧で副交感神経が活発になると、顆粒球が活発に働き、大量の酸化酵素が発生します。その結果、消化器内の細胞を傷つけるなどして虫垂炎になると考えられているのです」

 気圧の低いときに目立つのでなく、気圧が高くなる梅雨の晴れ間に盲腸が多くなるのは顆粒球が活発になって盲腸を発症するまでにタイムラグがあるからだ。

“盲腸なんて大した病気ではない”と、甘く見てはいけない。ときに死に至ることもある。

「急性虫垂炎は大きく3つのタイプに分かれます。(1)抗生剤での治療が可能なカタル性(2)膿が虫垂突起のなかに充満した蜂窩織炎性③虫垂組織が壊死して穴があき手術が必要な壊疽性です。(3)のケースは発見が遅れると腹膜炎や敗血症といった重篤な合併症を起こし、亡くなることも珍しいことではありません」(林院長)

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