実は違う病気かも? 花粉症「薬が効かない」5つの理由

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 アレルゲンは検査をしないと分からない。アレルギー性鼻炎を積極的に診ている耳鼻咽喉科で調べた方がいい。

■鼻詰まりに抗ヒスタミン薬はNG

③薬の使い方を間違えていないか?

 薬は症状に合わせて使い分けるのが基本だ。しかし、これが意外にできていない。

「たとえば、クシャミ、鼻水、鼻詰まりとすべてつらければ、鼻噴霧用ステロイドが最もいい。鼻水がひどければ抗ヒスタミン薬、鼻詰まりがひどければ、ロイコトリエン拮抗薬か鼻噴霧用ステロイドの両方です」

 市販薬を利用するにしても、花粉症の薬を買う時は薬剤師に最もつらい症状を話し、適切なものを選んでもらう。何も考えずに買った場合、抗ヒスタミン薬を手に取る可能性が非常に高いからだ。抗ヒスタミン薬の市場シェアは、鼻噴霧用ステロイドやロイコトリエン拮抗薬を圧倒的に抑えて抜群に高い。ところが、抗ヒスタミン薬は鼻詰まりには効きが悪い。

「薬の効き目が悪い時は、量を増やさず、別の薬を加える。量を増やせば、眠気などの副作用が出やすくなります」

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