【喉の腫れ】イスに姿勢よく座り下顎を前に突き出し首を伸ばす

公開日: 更新日:

 喉が腫れて痛いだけなら「かぜ」、腫れていないが息苦しいようなら「ぜんそく」が疑われる。しかし、喉が腫れて息苦しい場合は要注意。悪化すると窒息を起こす病気の可能性があるからだ。そのひとつが急性喉頭蓋炎」だ。「喉が腫れて痛い」「ツバをのむと痛い」などの症状が出る。「池袋大谷クリニック」(東京)の大谷義夫院長が言う。

「飲食物が気管に入らないようにフタをする喉頭蓋が、主に細菌感染によって炎症を起こす病気です。市販薬は効きません。数時間で急速に悪化して気道をふさいでしまう恐れがあります」

 この病気を疑うポイントは、口の中をのぞいても腫れが見当たらないこと。急速に悪化した場合には、119番通報をして「かつてないほど喉が痛くて窒息しそうな苦しさがある」と伝える。窒息しないように気道を確保するには、イスに姿勢よく座り、下顎を前に突き出し、首を伸ばすようにするといいという。

 もうひとつ疑うべきは、アレルギーによる喉の腫れ。原因で多いのは「食物」と「薬剤」。即時型アレルギーなので、飲食後、5~30分で症状が表れるかがポイントだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド