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柴田真希管理栄養士

健康で楽しい「食」を提案する「エミッシュ」代表取締役。「私は『炭水化物』を食べてキレイにやせました。」など著書多数。ブログ「管理栄養士 柴田真希のシアワセ♪Makitchen」が好評。

味噌汁にも“飲み干しOK”と“NG”が 判断材料は具にあった

公開日: 更新日:

 定食を頼めばついてくるのが「味噌汁」。手作りだけでなく、お湯を注ぐフリーズドライやカップタイプなどさまざまな種類があり、おにぎりやコンビニ弁当にもつけられます。このお味噌汁、「塩分を控えるため」と具だけ食べて汁を残す人がいますが、「残す」と「飲む」ではどちらがよいでしょうか。

 味噌汁はだし汁に野菜や豆腐、油揚げ、海藻などを加え、火が通ったら味噌を溶いて作ります。

 発酵食品の味噌は、その汁だけでも十分栄養があります。さらに具だくさんの味噌汁では、具に含まれるビタミン・ミネラルなどの栄養素が汁に流れ出ています。たとえば野菜のカリウム、シジミやアサリのオルニチンやタウリンなどです。これを残すのはもったいない。ぜひ、もれなく飲み干してください。

 ただし、ワカメが2~3枚しか浮いていないような具がとても少ない味噌汁や、濃いめの味噌汁、インスタント味噌汁などは、無理して飲まなくてOKです。

 豚汁やけんちん汁は好きだけど、具だくさんの味噌汁は嫌いという意見をよく聞きます。塩分は野菜と一緒に取ることで排出されるので、家などで具材を調整できる時は、複数の具を組み合わせた味噌汁にしてください。

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