中途失明原因の第1位 緑内障になりやすい「7つのタイプ」
この病気が厄介なのは、早期発見が難しいことだ。ヒトは両目で物を見ているため、片方の視野が欠けても気づかないことが多い。最後まで視力は維持されるので視力検査でも気づかないことが多い。
しかも、日本人は正常眼圧緑内障が多く、眼圧を測っても必ずしも病気の発見に直結しない。緑内障は治療で元通りに視野を回復することはできないが、早期発見、早期治療すれば点眼薬やチューブシャント手術などで進行を抑えることも可能だ。では、どんな検査を受ければいいのか?
「大切なのは視野検査と眼底検査です。眼圧検査は最も有効ですが、08年の特定検診開始とともに会社の健診でも条件付きとなり受診率が激減しています。意識して受けるようにしましょう。加えて乳頭陥凹拡大などが疑われる時には視神経の状態がより詳しく観察できる3次元眼底画像解析装置(OCT)での検査を受けるといいでしょう」
40歳を過ぎたら1~2年に1度の割合で視野検査や眼底検査を受けることだ。