ジメジメ季節にうんざり 頑固な水虫の再発を招く3つの誤解

公開日: 更新日:

 まずは①②の状態の再発を繰り返す人だ。

【症状があるところに薬を塗ればいい】

「白癬菌は、症状があるところだけでなく、ないところにも潜んでいる可能性があります。それで薬を十分塗り切れていなくて、再発を繰り返す人がとても多い。たとえば足の親指と人さし指の間に薬を塗っても、角化したかかとに塗らないケースです。そうすると、足の指の症状は治っても、かかとには白癬菌が残っているので再発します」

 広めに塗る。「広め」の範囲とは?

「①②の人も、症状がない指の谷間はもちろん、足の裏、かかとまで全体です」

【かゆい=水虫】

「水虫で①②の症状ならかゆい。しかし、別の病気で①②のような症状になることもあります。その典型が湿疹で、水虫と湿疹を合併している人も珍しくありません。患者さんには、それぞれの違いが分からず、『とりあえず水虫の市販薬で』と軽い気持ちで薬を塗るとかえって悪化し、こじれるのです」

 湿疹や湿疹合併の場合は、まずステロイドで湿疹を治してから、水虫の薬を使う。自己判断は難しいので受診が無難だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動