ジメジメ季節にうんざり 頑固な水虫の再発を招く3つの誤解

公開日: 更新日:

【治った】

「市販薬でも、処方薬と同じ成分を含むため、よく効きます。大体2週間から1カ月くらいで、見た目には“治る”。ところが、白癬菌は潜んでいるので、症状が消えてからも最低3カ月は薬を塗り続けることです」

 症状が消えたという“誤解”で再発を繰り返すのは、③④が密接に関係している。③も④もかゆくないから、薬を中断するのだ。皮膚科医の中には、水虫でかゆくなるのは1割ほどという人もいる。かゆくない方が圧倒的で、その典型が③と④。③はかかとに薬を塗れば良くなるが、④は飲み薬でないと治らない。④の人は、再発を繰り返しやすいという。

 ◇  ◇  ◇

 白癬菌は、水回りのカビと同じで、高温多湿で増殖スピードを増す。菌を持ち越したまま、仕事などで靴を履き続け、足が蒸れると、再発する。社会人である限り仕方ないが、打開策はある。

「5本指のソックスは、水虫の改善に効果的です。指と指の間に生地があることで蒸れを予防し、さらに皮膚の接触も防いでくれます。水虫の再発ストップには、誤解を解いて、5本指ソックスを活用するといいでしょう」

 社内のデスクワークでサンダルなどに履き替えることが可能なら、なおよし。

 今シーズンこそ、厄介なあいつらと手を切ろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…