閉経が近づくにつれ、月経の量が多くなる理由は? 「こうレディースクリニック・江ノ島」の黄宗聖院長によれば、月経とは本来、ホルモンの働きによって子宮内膜がきれいにはがれ、体外に排出されるもの。
ところが更年期で卵巣機能が低下すると、ホルモンが十分に分泌されず、子宮内膜が完全にはがれないままたまり続けてしまいます。それらがある時一気に排出されるため、「不意に来る大量出血」となってしまうのです。
さらに重要なのは、「更年期の大量出血だと思っていたら、がんや別の病気だった」という可能性もあるということ。自己判断は禁物です。検診も兼ねて、更年期に詳しい婦人科をぜひ受診してください。