11時間未満で長時間労働「勤務間インターバル」の平均は?
「1日10時間勤務はザラ。日によっては11時間勤務もあります。1年目は残業代も出なかったと泣いていたし、店頭での販売担当とはいえブラックと言わざるを得ません。立ちっ放しで疲れ果て、家に戻ったらバッタリですよ。上場企業なのにねェ」
入社3年目という娘の勤務ぶりを心配するのは、印刷会社勤務のKさん。娘さんは朝10時開店から勤務し、夜の8時や9時まで働くパターンが続いているらしい。
いま、「勤務間インターバル」という用語が注目されている。「就業終了」から、次の日の「就業開始」までの時間のことだ。Kさんの娘が「前日の夜9時まで働き、翌日朝10時出勤」の場合、勤務間インターバルは13時間になる。
この数字が大きいほど“仕事が終わってからの休憩時間が長い”ことになり、逆に短いほど“十分な休息を取らずに働いている”ことになる。
今年4月から、働き方改革に関連して「勤務間インターバル制度」が導入されたので、ご存じの方も多いはずだ。
参考までに、最新の「社会生活基本調査」(平成30年7月)によると、「勤務間インターバル」の(男女計)階級ごとの割合は次の通り。