“いきなりエイズ”増加の可能性 コロナで医療体制にひずみ

公開日: 更新日:

 国内のエイズ発生動向によると、HIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告者数は2018年に1317件。「いきなりエイズ率」は例年30%程度で推移しているが、今年はその割合が上昇するかもしれない。

「国内のHIV陽性の報告の約45%が保健所などの検査施設で、残り55%が医療機関です。検査施設休止の影響は大きいでしょう」

 なかには民間の郵送検査を利用しようとする人がいるかもしれない。しかし、民間の郵送検査には検査精度や個人情報管理などの基準がなく、国の承認制度もない。偽陽性が出る可能性もある。

「陽性が出たときはその後、検査機関や医療機関で、必ず『確認検査』を受ける必要があります。感染の不安を取り除きたいなら、最初から保健所や医療機関で検査を受けた方が確実です。保健所で検査が休止されていたとしたら、勇気を出して医療機関を受診することです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」