専門家が伝授 寝苦しい夜もぐっすり眠れるエアコンの使い方
そのうえで、エアコンはタイマーで3時間後に切れるように設定します。われわれは、入眠から90分、その次の90分の合わせて3時間しか深い睡眠はつくられないサイクルになっています。エアコンはそのサイクルのサポート役として使うのです。
睡眠時に体全体が冷えてしまうと、脳は危険な状態だと判断し、深部体温を上げようとします。そうなると、覚醒して眠りが浅くなってしまうので、どうしてもエアコンをつけっぱなしにする場合は、設定温度を上げましょう。除湿器を持っている人は、就寝1時間前にエアコンと除湿器を一緒に使うと、就寝時の体の放熱はさらに促進されます。寝苦しい夏の夜は、就寝1時間前の工夫で乗り切りましょう。 (作業療法士・菅原洋平)