著者のコラム一覧
菅原洋平作業療法士

アッという間に眠れる人は慢性的な睡眠不足かもしれない

公開日: 更新日:

 目を閉じればアッという間に眠れる。いつでもどこでもすぐに眠れるから、睡眠に悩んだことはない――。該当する中高年の方もいらっしゃるでしょう。一見、睡眠トラブルとは無縁に思えますが、実は慢性的な睡眠不足の兆候である可能性があります。

 われわれの脳は、目を閉じてから眠るまでに10分ほどかかる構造になっています。目を閉じた後、もやもやとまどろむ時間があって、徐々に意識を失って眠る……というのが本来の仕組みです。  こうした「間」がなく、アッという間に眠れる場合、睡眠障害の分類で「行動誘発性睡眠不足症候群」と呼ばれるケースがあります。慢性的な睡眠不足により脳の覚醒レベルが低く、日中から眠くなっているのに刺激を与えて無理やりに起こしている状態です。

 たとえば、会議中に自分が話しているときは眠くないのに、他人が議論を始めると意識が遠のいていく……といった様子があれば、行動誘発性睡眠不足症候群の疑いがあるといえます。行動誘発性睡眠不足症候群では、自分の睡眠を無自覚に削る生活習慣がつくられてしまっています。そのため、次のような3つの兆候が見られます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    六代目山口組・高山若頭の相談役人事の裏側を読む

  2. 2

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  3. 3

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  1. 6

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード

  2. 7

    “路チュー報道”STARTO福田淳社長がフジ新取締役候補というブラックジョーク…堂本光一も痛烈批判

  3. 8

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希 160キロ封印で苦肉の「ごまかし投球」…球速と制球は両立できず

  5. 10

    ダウンタウン浜田雅功“復帰胎動”でまたも「別人疑惑」噴出か…中居正広氏「病後復帰」では陰謀論がワンサカ