再感染しやすい?変異した新型コロナウイルスが見つかった

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルスの急激な感染拡大で日本列島は大揺れだ。14日には新型コロナの国内感染者が新たに1737人確認された。1日当たりでは最多の新規感染者数だ。一般的に気温16度以下、湿度40%以下になるとウイルスの活動は活発になるという。これからは今まで以上の警戒が必要で、感染拡大の防止は難しくなってくる。そんな中、気になる情報が飛び込んできた。欧州では新型コロナに新たな変異が生じて再感染しやすくなったのではないか、というのだ。英国グラスゴー大学を中心とした国際研究チームが、査読前の論文投稿サイトに報告した。東海大学医学部分子生命科学講師の中川草氏に話を聞いた。

「新型コロナウイルスが人間の細胞に感染するには、ウイルスが持つ鍵と細胞の鍵穴がぴったりとはまる必要があります。鍵にあたるのがウイルス表面にある突起状の『Sタンパク質』で、鍵穴にあたるのが人間の細胞表面にある『ACE2受容体』です。今回、変異が疑われているのはこのウイルスのSタンパク質の439番のアミノ酸の変異です。この変異により、今までの新型コロナウイルスで作られた抗体が、変異したウイルスで効かなくなる可能性があることが示唆されました」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  2. 2

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 3

    中森明菜が16年ぶりライブ復活! “昭和最高の歌姫”がSNSに飛び交う「別人説」を一蹴する日

  4. 4

    永野芽郁「二股不倫」報道で…《江頭で泣いてたとか怖すぎ》の声噴出 以前紹介された趣味はハーレーなどワイルド系

  5. 5

    永野芽郁“二股不倫”疑惑「母親」を理由に苦しい釈明…田中圭とベッタリ写真で清純派路線に限界

  1. 6

    田中圭“まさかの二股"永野芽郁の裏切りにショック?…「第2の東出昌大」で払う不倫のツケ

  2. 7

    永野芽郁“二股肉食不倫”の代償は20億円…田中圭を転がすオヤジキラーぶりにスポンサーの反応は?

  3. 8

    雑念だらけだった初の甲子園 星稜・松井秀喜の弾丸ライナー弾にPLナインは絶句した

  4. 9

    「キリンビール晴れ風」1ケースを10人にプレゼント

  5. 10

    オリックス 勝てば勝つほど中嶋聡前監督の株上昇…主力が次々離脱しても首位独走