コロナ感染拡大の主流は空気感染ではないのか 学会で講演が

公開日: 更新日:

 新型コロナウイルス感染症の日本での累計感染者数が先月末、10万人を突破した。日本国内で最初の患者が報告された1月15日から9カ月半で大台に乗ったことになる。

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は感染リスクが高まる場面として5つを明示(①飲酒を伴う懇親会など②大人数や長時間におよぶ飲酒③マスクなしでの会話④寮やトイレなど狭い空間での共同生活⑤休憩室や喫煙所など居場所の切り替わり)し、感染拡大防止に躍起だ。それに応え国民も努力を続けているが、感染拡大が収まらない、その原因は感染経路の認識に問題があるのではないか?

 これまで新型コロナの主な感染経路は飛沫による接触感染とされてきた。だからこそ、話をしながら飲食する場所は、ウイルスを含んだ飛沫に汚染された食べ物や飲み物を口にする可能性があり危険とされ、その意味で①~④が危険とされるのは当然だ。しかし、空間を共有するだけに思える、⑤を感染の高まる場所としたのはなぜか。空気中に漂う飛沫を吸い込み感染する可能性が想像以上に高いということではないのか?


■換気とマスクが重要

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」