突然、肩に痛みが…中高年は「肩腱板断裂」に気をつけろ

公開日: 更新日:

■痛みを取り除く治療法は?

 腱板断裂の診断は、問診と身体所見、超音波検査やレントゲン、MRIなどで行われる。主な症状は、肩の深い位置にある重い痛み、寝ているとき(とくに断裂した方の腕を下にしたとき)の痛み、手を上や背中に回したときの痛み、腕を繰り返し動かすとだるくなってくる、など。他に肩を上げるときに力が入りにくくなったり、肩の上前面で音がすることもある。

 なお、断裂するのは、酷使されがちな利き腕側の肩腱板が多い。

「断裂には完全断裂と不全断裂があります。不全断裂は、関節に近い方の関節面側の断裂と、遠い方の滑液包側の断裂にわかれています。ただし腱板断裂の全員に痛みが生じるわけではありません。実は、6割の人は腱板断裂があっても痛みを感じないとされています。痛みのある人には炎症が確認され、断裂があっても痛くない人は炎症が乏しいことが報告されています。このことから、炎症が長引くことで痛み症状が出ていると考えられます」(水井氏)


 では、具体的に痛みを取り除くには、どうしたらいいのか?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出