突然、肩に痛みが…中高年は「肩腱板断裂」に気をつけろ

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■痛みを取り除く治療法は?

 腱板断裂の診断は、問診と身体所見、超音波検査やレントゲン、MRIなどで行われる。主な症状は、肩の深い位置にある重い痛み、寝ているとき(とくに断裂した方の腕を下にしたとき)の痛み、手を上や背中に回したときの痛み、腕を繰り返し動かすとだるくなってくる、など。他に肩を上げるときに力が入りにくくなったり、肩の上前面で音がすることもある。

 なお、断裂するのは、酷使されがちな利き腕側の肩腱板が多い。

「断裂には完全断裂と不全断裂があります。不全断裂は、関節に近い方の関節面側の断裂と、遠い方の滑液包側の断裂にわかれています。ただし腱板断裂の全員に痛みが生じるわけではありません。実は、6割の人は腱板断裂があっても痛みを感じないとされています。痛みのある人には炎症が確認され、断裂があっても痛くない人は炎症が乏しいことが報告されています。このことから、炎症が長引くことで痛み症状が出ていると考えられます」(水井氏)


 では、具体的に痛みを取り除くには、どうしたらいいのか?

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