著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ビジネス成功の法則「TTP=徹底的にパクれ」が正しい理由

公開日: 更新日:

 一方で、日常的な目標設定とは別に、人生や仕事における目標もあります。しかし、「自分は何をやったらいいのかわからない」という人もいるはずです。何をしていいのかわからないから、当然、“やる気”も生まれません。

 そういった場合は、目標を実現している知り合いや身近な人を「コピペせよ」という研究(論文の中でも、「copy-and-paste」という言葉が使われているほど)を参考にするといいでしょう。つまり、「真似をしろ」というわけです。

 ペンシルベニア大学のメーアらは、1000人以上を対象に運動習慣と目標達成に関する調査(2020年)を行いました。その結果、周囲で運動習慣をつけることに成功している人の目標の設定の仕方と達成方法をそのまま真似すると、自分も運動習慣が身につき、自身の目標を達成しやすくなると報告しています。

 ビジネスの世界では、成功の法則に「TTP」という言葉があるそうです。「TTP」とは「徹底的にパクれ」の略、「模倣は創造の母」とも言い換えられます。たしかに何かを模倣して、そこから発展させたことで成功したビジネスはたくさんあります。文明も産業も芸術も模倣によって発展してきた過去を持ちます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭