2021年度に日本で最も多かった性感染症…「クラミジア」を疑うべきポイント

公開日: 更新日:

 精密検査では、通常、検査結果が出るまで数日間かかる。症状が出ている場合は、結果が出る前に抗生物質などの治療薬を処方することもある。保険診療を行っている病院でクラミジアを疑う症状があれば、検査や治療は保険適用だが、症状がなければ、検査や治療は自由診療。なお、自由診療のみ行っている病院もあるため、保険診療を行っているかどうかは、ホームページなどで事前に確認するのがいい。

「男性の中には『ズボンを脱いで患部を医師に見せなければならないのか』と受診をためらう人もいますが、問診と尿検査で診断できることも多い。少しでも違和感を覚えたら恥ずかしがらずにすぐに受診してください。また、性感染症が判明したら、セックスパートナーに必ずその結果を伝えてください」

 パートナーも感染の有無を調べないと、「うつし・うつされ」を繰り返すいわゆるピンポン感染になる。女性の場合は重症化すると卵管炎を引き起こすことがあり、それが不妊症の原因になる場合もある。

 本記事では、感染者数の多いクラミジアを取り上げたが、性行為で感染する病気はさまざまで、冒頭で触れた梅毒のように、重症化の恐れがあるものもある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」