テレワークの副作用…歯科医院で流行の「エアフロー」ってなんだ?
新型コロナが5類扱いとなり半年。歯科医院では歯の着色汚れ落としと口臭対策を求める患者でいっぱいだという。
都内の歯科クリニックに勤務する歯科衛生士が言う。
「かつて歯の着色汚れといえば、たばこのヤニや茶渋でしたが、いまはコーヒーによる歯の着色汚れ落としが中心です。新型コロナ禍でテレワークが定着したせいか、朝、職場に顔を出してすぐに外に出てパソコンを喫茶店に持ち込み、長時間仕事をするサラリーマンが増えているためです。1杯のコーヒーだけで粘って長時間居座るわけにはいかず、2杯、3杯とおかわりする。それが毎日のように続くため、歯にコーヒーの色が残るようになり、それを気にして歯科クリニックの門を叩く人が多くなっているのです」
意外なことに新型コロナ生活でマスクを四六時中着用したことで、自身の口臭に気づき、マスクから解放されて以降、そのことを気にする若者も増えたという。
ならば、自宅でヤニ落とし用の歯磨き剤を使って歯磨きすればよさそうだが、わざわざ口臭と共に着色汚れを落とすために歯科クリニックに通うのはなぜか。