仕事柄、常に腰へ負荷が…若い頃から繰り返すぎっくり腰、なんとかならないのか?
最初に受診した近所の整形外科では、外科的な治療は行わず、電気治療、牽引、投薬など患者さん自身の治癒力にそった保存的加療が行われたそう。しかし歩行時はもちろん、食事やトイレの時、車や自転車の運転時といった座っている時も痛みが出て、一層状況が悪化してしまいました。
さっそく診察を行うと、若年時から繰り返してきたぎっくり腰は、椎間板にひび割れがあり、椎間板ヘルニアを繰り返していたことが原因と考えられました。そこに交通事故で腰に大きな負担がかかり、歩行困難にまで悪化。診断結果は、椎間板ヘルニアと椎間板変性症となりました。
特定した椎間板の患部である計5カ所に、直接損傷を修復するゲルを注入するセルゲル法の治療を実施。術後の診察では座位や立位、ならびに歩行などに問題はなく、その日に帰宅してもらいました。
「整体にも通うようになってさらに良くなったので、日常生活を過ごせるようになりました。でもどうしても長時間の歩きの後や座っていると痛くなることがあります」
治療から1カ月後には痛みはなくなり、日常生活は、ほぼ送れるレベルに。3カ月後には仕事復帰のめどが立ち、治療の効果を患者さん自身も実感していただけるほどに回復しました。