小児性愛症は治療が必要(2)男児の布団に潜り込んで…逮捕されて家族から絶縁

公開日: 更新日:

 小児性愛症は人口の5%と推定されている。生まれつき子供に性的関心を持つ「純粋型」と、児童と触れ合う中で恋愛感情が芽生える「非純粋型」に分類されるが、今回は、思春期の時期から小児性愛を自覚し、成人後に性犯罪に至ったケースを紹介する。

 20代後半の男性A氏は、中学1年生の頃に小学4年~同世代の少年に対する性的感情を自覚した。高校へ進学すると、小児性愛者らが共謀し子供を集めた「サマーキャンプ」で、就寝中の男児の下半身に触れたり、キスをするわいせつ行為の様子を、非合法の情報が集まるダークウェブサイトで閲覧するようになった。大学卒業後は親の勧めで知り合った女性と結婚に至ったが、妻に対して性的感情を抱くことはなかった。

 ある日、いとこの家を訪れると、年齢が一番近いこともあってか、そこに住む小学1年生のはとこ(男児)に懐かれ、信頼したいとこから面倒を見るよう頼まれるように。ある時、風呂上がりの男児が全裸で家の中を歩き回る姿を見て「触っても気にしないのでは」という考えがよぎり、男児を自分の膝の上に乗せて後ろから抱きしめた。男児は嫌がっているようには見えなかった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース