「緑内障」は白内障のように手術で治せるのか?
「緑内障」は早い段階で適切な治療を始めれば、生活に必要な視力を最後まで維持することができます。いかに早く見つけるかが明暗を分けるのです。
では緑内障の治療とはどんなものなのか。その答えは点眼薬です。「白内障のように手術で治すんじゃないのか」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。
残念ながらいまの医学では緑内障を治すことはできません。緑内障の手術もありますが、その目的は点眼薬と同じように「治す」「元に戻す」ではなく「進行を遅らせる」ということになります。
日々決められた回数の目薬をきちんと点眼する。その繰り返しです。ところが、初期や中期の緑内障の患者さんはまだ「視野が欠けている」という自覚がない。そのせいで「緑内障」と診断され、点眼薬を処方されてもピンとこずに、途中で治療を中断してしまう人も少なくありません。
せっかく早期発見できたのに、それはとてももったいないこと。診断されたなら、その日からは毎日必ず点眼薬を使用するようにしましょう。