芳醇な樽酒を飲むまでの、長く遠い道のりよ
■岩手屋(湯島)
「あの時はもう二度と、こいつを出せないんじゃないかって……、そう思いましてね」
湯島は天神下交差点を上野方面へ歩き、ふたつ目の路地を右へ曲がったところにある店のカウンターの奥。店主の内村嘉男さんが「酔仙 本醸造」と書かれた4斗樽のカランを回し、酒を徳利…
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