美術史ではゲテモノ扱い 地獄絵から「死生観を拾い出す」
愛知教育大学教育学部美術史研究室 鷹巣純教授
名古屋駅から電車とバスで約1時間。キャンパスの美術棟に“あの世”について聞ける先生がいる。研究室を訪れると「地獄探訪」と書かれたTシャツを着て待っていてくれた。
「大学生の頃、平安時代末期から鎌倉時代初期に書かれた絵巻物『病草紙』を見て、何だこれはと思いました。病気や奇形…
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