台風24号が巨大地震の“引き金”になる? 学者が解説し警鐘

公開日: 更新日:

 そうなると、ますます首都圏が心配になる。今年の台風はことごとく関東地方を避けてきたが、度重なる台風によって大雨に降られ、地盤に“刺激”が与えられているのは確かだ。そのうえ台風24号。“首都直下”の引き金になるのか。

「江戸時代には数年に一度の頻度で首都圏に大規模地震が起きていますし、歴史を振り返っても一定の間隔で地震がありました。ただ、1923年の関東大震災(M7・9)以来、頻度は急に少なくなっています。関東大震災に匹敵する規模の地震は、首都圏では95年間、起きていません。海溝型の直下地震は記録がある限り、これまで数十年サイクルで起きています。100年以上、何も起きないことはありません。いつ起きてもおかしくなく、関東地方は、台風が直撃したり、豪雨などがすぐに巨大地震の引き金になる可能性はあります」(島村英紀氏)

 台風や大雨の直後に地震が起きれば、土砂崩れや地滑りを引き起こすなど、被害が拡大しがちだ。非常時の対策はしておきたい。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された