福島県沖地震に不吉なサイクルとの関連 1週間以内にM8級も

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■酷似する08年内陸直下型地震も3.11の前兆だった

 では、安心していいのかというと、そうではない。気になるのが、08年6月に起きた岩手・宮城内陸地震との不吉な関連性だ。M7.2の大きな地震で、宮城県と岩手県の一部では震度6強を計測した。

「このときも太平洋プレートに押された北米プレートが割れて、ずれました。今回の福島県沖地震と同じ原理です。問題は、この岩手・宮城内陸地震が長い目で見た場合、3年後の東日本大震災の前震とされていること。このサイクルから今回の地震も前震で、3年以内にM9とまではいかないものの、M8クラスの海溝型地震が襲ってくる可能性は高い。恐ろしいことに地震はいつ来るか予測できません。3年どころか、1週間以内に起きるかもしれないので、注意すべきです」(高橋氏)

 油断しているときが一番危ない。当分は警戒が必要だ。

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