【シニカル】国の狂騒を目の当たりにした時、モームのスパイ小説が身に染みる
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はじめて原文で読んだ外国小説は、サマセット・モームの作品だった。高校の英語副読本がモームの短篇集だったからである。どういう理由かわからないが、1970年代から80年代にかけて、モーム作品を高校の副読本に選ぶ傾向が日本全国にあったらしく、同世代の人と話していると「あなたもやっぱり…
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