首都圏で相次ぐ揺れ…小規模地震の頻発と巨大地震の関係は? 専門家に聞いた
たとえば、M8の地震は、1回でM7の地震約32個分のエネルギーとなる。M6の地震なら約1000個分のエネルギーに相当するという。
「要するにこれまで何年、年十年と起きている小規模地震を集めてもいずれ起こる首都圏直下地震の一つ分にも当たりません。むしろ、小規模地震によってエネルギーが放出されるのは=海溝のプレートや断層が動いている指標になるだけ。首都圏直下地震ならM9クラスが起きてもおかしくありません。仮にM5、6クラスの地震が何度起きていても、本震に関係ないのです」(島村英紀氏)
いつ起きても対応できるように備えをしておきたい。