首都圏で相次ぐ揺れ…小規模地震の頻発と巨大地震の関係は? 専門家に聞いた
ここ数日、首都圏直下で地震が相次いでいる。2月1日午前4時半ごろに発生した、神奈川県東部を震源とする地震の規模は最大は東京・千代田区の震度3を記録。マグニチュードは3.8だった。同日午前10時15分ごろには、千葉県東方沖で震度2(M4.0)が起きている。遡ること先月31日には千葉県東方沖最大震度1(M3.6)と、千葉県北西部で同2(M3.8)の地震が起きている。
武蔵野学院大特任教授の島村英紀氏(地震学)がこう言う。
「フィリピン海プレートの活動が活発化し、東京湾や相模トラフ、房総半島など首都圏周辺の地震も増えています。首都圏直下地震に繋がる地震の前兆と考えられます」
最近は首都圏直下に関わらず、全国でM3~4規模の“小規模”地震が増えている。頻発する地震にSNSでは「こまめにエネルギーを放出してほしい」という声をみかけるが……。
気象庁は、マグニチュード(M)と地震のエネルギーとの違いを〈Mの値が1大きくなるとエネルギーは約32倍に、Mの値が2大きくなるとエネルギーは約1000倍になるという関係があります〉と解説している。