【脳梗塞という悪魔】小林信彦氏の闘病記はカフカ的迷宮だった
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尊敬する人物の著作に親しみ、ひそかにその人を師と仰ぐ、といった意味で使われる「私淑」という言葉がある。私にも「私淑」する人物が何人かいて、中でも中学から高校・大学までの年月、生活のあり方そのものまで影響されたのが、小林信彦氏だった。小林氏(当時は中原弓彦名義だった)の著作『日本…
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