4日には各地で3回も! 全国各地で「マグニチュード4」の地震が続く理由を専門家が解説
高橋氏によると海溝型地震の前には内陸直下型地震が発生するという。直近では、1995年の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、M7.3=内陸直下型)、2008年岩手・宮城内陸地震(M7.2=内陸直下型)、2011年の東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、M9.0=海溝型)、16年の熊本地震(M7.3=内陸直下型)だ。
「現在、全国で内陸部の地震も目立っています。過去の傾向からみても、海溝型地震が発生する前には頻繁に地震が起きています。巨大地震の発生する可能性がかなり高くなってきています」(高橋学氏)
先月16日の福島県沖(M7.3)は2011年の東日本大震災の余震とされるが、今後、巨大な海溝型地震が起こる可能性も視野に入れて防災対策をしておきたい。