製作期間は8カ月間 バッキンガム宮殿を“編んだ”英国のおばあちゃんは93歳!
英国で「編み物の女王」と呼ばれる93歳の女性が、ウール(羊毛)でバッキンガム宮殿の精巧なレプリカを作って注目を集めている。
エリザベス女王をはじめ英国の君主が居住してきたロンドンの宮殿を約8カ月間かけて「編み上げた」のは、東部ノーフォークのカイスター・オン・シーに住むマーガレット・シーマンさん。レプリカは幅が約240センチ。ポリスチレンを骨格にして表面を毛糸で編んだもので覆い、驚くほど緻密に宮殿を再現した。門や柵は針金だそうだ。
元遊園地のオーナーで、子どもが4人、孫が13人、ひ孫が2人、玄孫が1人いて、現在は娘のトリシアさん(74)と暮らしている。編み物を本格的に始めたのは、夫を亡くした10年ほど前。散歩やガーデニングがきつくなってきたので座ってできる編み物を始めたという。
これまでにノーフォークにあるチャールズ国王の別邸「サンドリンガム・ハウス」やロンドンにある「ナイチンゲール病院」などの精巧なレプリカを編み上げている。
バッキンガム宮殿は、3月19日まで開催されていた「ノーフォーク・メイカーズ・フェスティバル」で展示されていた。展示は終わってしまったもののSNSなどで拡散し続け、話題になっている。