英国生まれのリプトンなのに紅茶は日本で製造? エカテラ・ジャパンに聞いた
5月10日は「リプトンの日」。世界で最も有名な紅茶ブランドの創業者であるトーマス・リプトンの誕生日(1848年)に由来する。
そのリプトンは、今から117年前に日本初の外国産ブランドとしてイギリスから輸入された紅茶のトップブランド。ただ、現在のリプトンはイギリスではなく、日本で製造しているって本当なのか? 製造元のエカテラ・ジャパンの担当者に聞いてみた。
「日本の水や日本人の味覚に合わせて日本人のマスターブレンダーがブレンドをしています。イエローラベルシリーズをはじめ、多くのリプトン製品は日本の静岡にある工場で製造しております」
日本でつくっているというのは本当だった。
そしてリプトンといえば、ティーバッグだが、ミネラルウオーターではなく、実は水道水で入れたほうがいい。日本の水道水は軟水地域が多いので、主成分が抽出されやすいからだ。
「茶器をお湯でさらっと温め、熱湯を加えてティーバッグを入れると、紅茶の持つ本来の“香りと味”が引き立ちます」(前出の担当者)