「サワー」と「チューハイ」の違いって? 宝酒造にを聞くと…毎月30日は「サワーの日」
毎月30日は「サワーの日」。この日を制定した宝酒造(本社・京都市)は今や定番となっている「缶チューハイ」を39年前に初めて発売した会社。
さて、ここで素朴なギモン。サワーとチューハイは何が違うのか? 同社担当者によると「両者に明確な違いはなく、関東では『サワー』、関西では『チューハイ』と呼ぶ傾向がある」という。どちらも蒸留酒をベースに柑橘類などの果汁と砂糖など甘み成分を加えて作るカクテルの一種。昭和20年代から東京の大衆酒場で愛され続けている焼酎を炭酸水などで割った「焼酎ハイボール」が〈チューハイ〉の語源といわれている。
一方、サワーの由来は定かではないが、英語のSour(酸っぱい)からきているらしい。諸説あるが、レモンサワー発祥の店といわれる「もつ焼きばん 中目黒本店」が、焼酎の炭酸割りにレモンを加えた飲み物を「爽やか」と命名。語呂の良さから「サワー」と呼ばれるようになったとか。それがいつ頃からか、レモンで割ったものを関西では「レモンハイ」、関東では「レモンサワー」と呼ぶようになった。
■「松竹梅」でもおなじみ