詩人・富岡多恵子は安易に「女性」に逃げこまなかった
この「追悼譜」第5回で世界的バイオリニストで声楽家の佐藤陽子を取り上げた時、池田満寿夫のパートナーだった佐藤を私は「外交官だった岡本行夫の前妻に過ぎない」と書いた。池田のことばかり触れられて、私と同い年で交友もあった岡本のオの字も出てこないことに反発してのことだったが、その佐藤…
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