(32)令和のトースターはすごい! 一手間の“リベイク”もたらす口福パン
日本人は、ホカホカの「ご飯」、湯気が出るような「味噌汁」、そして温かい作りたての「おかず」と、温かいものが大好き。一方、欧州などの家庭料理は常温であることもあります。
これは日本のご飯に当たるものがパンだからではないでしょうか? 日本でパンが食べられるようになったのは「軍用」として。お米のように炊く必要がないからです。被災など緊急時にも強い。腐りにくく、いつでも、どこでも食べられる食料として注目を浴びたわけです。
このためでしょうか、焼きたてがおいしいのは知っていても、パンは常温、そのまま食べることも多いです。高級オーブントースターは人気商品ですが、全員が毎回トーストして食べているわけではないでしょう。ご飯の温度に関しては、目くじらを立てる日本人ですが、パンに関しては、常温でも目くじらを立てません。菓子パンは常温が当たり前ですらあります。
が、最近、菓子パンに新しいマークが付くようになりました。「リベイク」マークです。オーブントースターで再度温め、よりおいしく食べようというものです。