岸田政権の経済失策が庶民の懐を直撃! 実質賃金ダウン&物価高で「節約不況」一直線
経済評論家の斎藤満氏がこう言う。
「物価高に対する国民の恐怖心が強いことは、日本銀行が1月に発表した『生活意識に関するアンケート』を見ればよく分かります。現在の暮らし向きについて『ゆとりがなくなった』と、56.2%が答え、ゆとりがなくなった理由は『物価が上がったから』が90.8%でした。1年前に比べて、どのくらい物価が変化したと感じるかを尋ねると、平均で16.1%上昇と、過去最高でした。中央値も10%アップだった。日常的に買うモノは、肌感覚だと10%以上、値上がりしているということです。10%も高くなれば、買い控えが進むのは当然です。84.5%が物価上昇を『困ったことだ』と答えている。1年後の物価の見通しも79.3%が『上がる』としています。景気についても、1年前より『よくなった』9.3%、『悪くなった』が58.9%でした」
個人消費はGDPの6割を占める。消費が活発にならない限り、本当の好景気にはならない。岸田政権の経済失策のために、実質賃金は2年近く、下がりつづけている。
「節約不況」の責任を、岸田首相はどう取るつもりなのか。