37年前に盗まれたセオドア・ルーズベルト米大統領の懐中時計が返還された!
37年前に盗まれた第26代米大統領セオドア・ルーズベルト(任期1901~09年)の懐中時計が発見され、話題になっている。
発見されたのは、1898年にルーズベルトの妹のコリンと義弟であるダグラス・ロビンソン・ジュニアから贈られた“17石手巻き時計”。
時計は1919年にルーズベルトが死去した後、ニューヨーク州オイスターベイにある記念博物館「サガモア・ヒル国立史跡」が所有していたが、71年から同州バファローにある記念博物館「セオドア・ルーズベルト大統領就任式国立史跡」に貸し出されていた。そして87年7月21日にそこから何者かによって盗まれた。
その後、行方が分からなくなっていたが昨年、フロリダ州のオークションハウスに持ち込まれ、鑑定人が「盗まれたルーズベルトの懐中時計」である可能性に気がつき、両博物館に連絡を取って真贋を鑑定。まさしく本物であることが確認された。
両博物館は国立公園局(NPS)の管轄下にあるため、返還手続きはNPSがFBIの協力を得て実施。無事に時計はサガモア・ヒル国立史跡のもとに戻り、6月27日、返還式典が行われた。
現在も捜査は続いているが、時計を盗んだ犯人は特定されていない。